150、日光の世界遺産;二社一寺 「二荒山神社・瀧尾神社の行者堂」(Ⅱ)
行者堂は女峰山へ向かう登山口でもあり、役行者が非常に健脚であったので、足が丈夫になるようにとの信仰があり、草鞋の奉納が多い。
ここは峰修行の行者の拝所でもあったようで、 堂の創立年代は不明であるが、輪王寺の記録によると、天正三年(1575)桜本坊宗安によって再興されたと伝えられている。 その後幾度か修理を経て今日に至っている。
正面の一間は土間で、二間目から一段高くなっており、奥の一間に壇を設けて、役小角と前鬼、後鬼を配している。
日光山の修験行のことを、総称して三峰五禅頂(さんぶごぜんじょう)といい、春・夏・冬の峰修行を三峰(さんぶ)と云い、秋の峰修行は五禅頂(ごぜんじょう)という。
行者堂を経て入山するのは峰修業は、まず山域正面の四本龍寺に集合し、行者堂から入山、女峰山を目指し、さらに峰々を踏破しつつ男体山に至り二荒山神社中宮、中善寺(中禅寺)を経て四本龍寺に戻ってくるという。
天下泰平・国土安泰など、山の頂にある小祠に祈願しながら修行を行うものである。
日光山の開山は勝道上人とされていますが、男体山山頂からはさらに古い時代の遺物も発見されているという。
役小角が、日光に足跡を残したかどうかは定かでないが、奈良期の初期ごろには修験者が立ち入っていたことは確かで、勝道上人以前から日光は信仰の山であったと考えられるという。 その後、地元の修験道者・勝道上人が入山するのである。
磁界、 「二荒山神社・瀧尾神社の行者堂」(Ⅲ)
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