149、日光の世界遺産;二社一寺 「二荒山神社・瀧尾神社の行者堂」
行者堂
役行者
狛犬像
さて、二荒山からのコース途中に「行者堂」がある。
創立年代は不明ながら役小角(えんのおずぬ)を祀る輪王寺行者堂で、日光修験行の山の入り口である。
行者堂は、修験者の修行場として建てられた切妻造りの簡素な建造物である。
格子扉の内陣には、本尊である奈良時代の山岳呪術者、修験道の祖といわれる役小角の像が座して祀られている。
役小角は、飛鳥から奈良期にかけての呪術者、修験道の祖とされてる。
小角については実在したのは確かだが、語られる伝承が多く、伝説の色彩が色濃く実像の掴みにくい人物ともされている。
正式の僧侶ではないが、修行の末、神・鬼を操ることを専らとして呪術と為し、多く民のために使役を惜しまない人物であったという。
17歳の時に元興寺で孔雀明王(仏道の明王の一つ、人々の災厄や苦痛を取り除く功徳がある)の呪法を学び、その後、葛城山(葛木山。現在の金剛山・大和葛城山)で山岳修行を行い、熊野や大峰(大峯)の山々で修行を重ね、吉野の金峯山で金剛蔵王大権現を感得し、修験道の基礎を築き、神仏調和を唱えたとされる。 又、20代の頃、呪術で藤原鎌足の病気を治癒したという伝説がある。
ある時、天皇の怒りを受けて伊豆大島に流されるが、昼は島に遊び、夜は呪術を用いて富士に遊んだともいわれる。
次回、 「二荒山神社・瀧尾神社の行者堂」(Ⅱ)
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