145、日光の世界遺産;二社一寺 「二荒山神社・神苑と二荒霊泉」
さて、神苑の奥まった処に神水とされる「二荒霊泉」がある。
直ぐ前には鳥居も立っていて、如何にも自然とマッチして荘厳さが漂う。
霊峰二荒山(男体山)はじめ、日光山八峰の奉拝山に起因するとされる境内には、古くから二つの霊水が湧出しているという。
その一つは老杉に囲まれた本社背後の恒霊山中の洞窟からほとばしる「薬師の霊水」で、眼疾に霊験ありと伝えられる名水とされている。
もう一つは恒霊山につづく別宮滝尾社の清流天狗沢のほとりに湧く「酒の泉」で酒家の尊崇をあつめる霊泉とされている。
本殿後ろの恒例山の洞窟からわき出ていて、霊験新たかな神聖な湧き水で、泉が完成した当時は近年の昭和46年(1971))でしたが、栃木県衛生研究所の水質検査では、無色透明、水温12度、菌類0、硬度26.68という、文句のない「美味しい水」である。
この直ぐ横にある「あずまや」では、この霊泉、神水を使用したったコーヒーなどが召上れるという。
楼門の脇に酒樽が積まれていますが、これは二荒霊泉を使って酒造した業者の奉納です。「酒泉講」という崇敬組織をつくり、10月に祈醸祭、5月に報醸祭を行っています。
同様に酒の泉のある滝尾神社にも酒樽が積まれています。これは「献酒樽」といい、やはり酒造業者の奉納です。
見逃せないのは神苑に湧き出る霊水で、この水を飲むと体が丈夫になるとの言い伝えがある。
また、水の質が良し悪しを左右すると言われている酒造りにも適していると言われ、「酒の泉」とも呼ばれ重宝されている。
コーナーには小さな売店だ備わった「あずまや」が建っていて、霊水で入れたお抹茶やコーヒー、昆布茶、ところてん、甘酒などが用意されている。
次回、「二荒山神社・神苑と丸石、他」
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