144、日光の世界遺産;二社一寺 「二荒山神社・神苑と朋友神社」
二荒山神社・神苑略図
二荒山神社・神苑と朋友神社
朋友(みとも)神社 〈御祭神〉少彦名命
御祭神の少彦名命は、二荒山神社本社の御祭神・大己貴命の願いを受け、日本の国土造成に参加した神様であり、小さい体躯のためか、社殿もミニで、手前の鳥居もミニサイズである。
少彦名神は、海の向こうの常世の国から光り輝きながら天乃羅摩船(アメノカガミノフネ;羅摩=カガミとは妙な文字であるが、鏡芋である蔓草=つるくさの実のことで、二つに割ると船のような形をしているからとしている)に乗ってやってきた小人神であるとされ、日本神話のなかの人気者で、近世の御伽草子の一寸法師などのルーツとされている。
大国主の国造りに際し、波の彼方よりに来訪した小さな神に、一緒に国造りの協力を求め、全国を巡って多種な事業を起こすことになる。
常世の神・医薬・温泉・禁厭(まじない)・穀物霊・知識・酒造・石など多様な姿を有する神とされる。
少彦名は、えびす様、一寸法師、案山子などのモデルとされ、特に、えびす様は一般に漁業と商売繁盛の神様として大国様(大国主)とともに庶民に人気があり、漢字では恵比寿・恵比須・戎などと書く。
全国のえびす様の祭る神社の大半は、少彦名神か事代主神(ことしろぬし;大国主命の子神)が御祭神になっているようだが、比較的、東日本には少彦名神系、西日本には事代主神系が多いともいわれる。
温泉の発見者としても知られていて、地元の玉造温泉をはじめ、四国の道後温泉、箱根の温泉は少彦名神が発見したことになっている。
少彦名命の本地仏は、薬師如来と言われ、又、文殊菩薩とも言われる。
元より少彦名神は、天孫降臨の神族とは一線を画していて、一族としての名前は出てこないため、外から降臨された神とされている。 外来部族であった秦氏は、外来神で医薬の祖神とされる「少彦名命」を、ことのほか尊崇していたとされている。
次回、「二荒山神社・神苑と二荒霊泉」
【小生の主な旅のリンク集】
《日本周遊紀行・投稿ブログ》
GoogleBlog(グーグル・ブログ) FC2ブログ seesaaブログ FC2 H・P gooブログ 忍者ブログ
《旅の紀行・記録集》
「旅行履歴」
日本周遊紀行「東日本編」 日本周遊紀行「西日本編」 日本周遊紀行 (こちらは別URLです) 日本温泉紀行
【日本の世界遺産紀行】 北海道・知床 白神山地 紀伊山地の霊場と参詣道 安芸の宮島・厳島神社 石見銀山遺跡とその文化的景観 奥州・平泉 大日光紀行と世界遺産の2社1寺群
東北紀行2010(内陸部) ハワイ旅行2007 沖縄旅行2008 東北紀行2010 北海道道北旅行 北海道旅行2005 南紀旅行2002 日光讃歌
【山行記】
《山の紀行・記録集》
「山行履歴」 「立山・剣岳(1971年)」 白馬連峰登頂記(2004・8月) 八ヶ岳(1966年) 南ア・北岳(1969年) 南ア・仙丈ヶ岳(1976年) 南アルプス・鳳凰三山 北ア・槍-穂高(1968年) 谷川岳(1967年) 尾瀬紀行(1973年) 日光の山々 大菩薩峠紀行(1970年) 丹沢山(1969年) 西丹沢・大室山(1969年) 八ヶ岳越年登山(1969年) 奥秩父・金峰山(1972年) 西丹沢・檜洞丸(1970年) 丹沢、山迷記(1970年) 上高地・明神(2008年)
《山のエッセイ》
「山旅の記」 「山の歌」 「上高地雑感」 「上越国境・谷川岳」 「丹沢山塊」 「大菩薩峠」 「日光の自然」
0 件のコメント:
コメントを投稿