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吉幾三:ふだん着の温泉
東北紀行(47)乳頭温泉 「鶴の湯」 ,
乳頭温泉「鶴の湯」の入り口付近
紅葉が深まる中、色付いたブナ林の中に立つ「鶴の湯」は、七つの一軒宿が点在する乳頭温泉郷のなかで一軒だけ奥まって離れたところに建っている。
入り口は時代劇に出てきそうな陣屋風の構えで、期待を一段と膨らましてくれる。
このあたりの雰囲気を上手に残しているのが人気の秘訣なのだろう。
乳頭温泉というとすぐ「鶴の湯」という響きがあるように、少し前の秘湯ブームのころは渋滞するほど混んでいたと言われるが、今でも人気は衰えず四季を通じて大勢の人が押し寄せて来るようだ。
又、雑誌やテレビの旅や温泉番組でもしょっちゅう紹介されているので記憶にも残っている温泉場でもある。
従って、平日でも宿を取るのが一苦労であった。
鶴の湯には過去に一度、東北旅行の際、一泊予定の宿泊予約を入れてみたが、どうしてもゲットすることが出来なかった事実があった。
数ヶ月前から予約の電話をしたが、人気があるせいか電話がつながりにくく、やっとつながっても、部屋がもう空いていないということが何度もあったのである。
そして今回、1ヶ月ほど前にダメもとで予約をトライしてみたところ、なんと希望どおりすんなり予約確認でき、逆にこちらがびっくりしたほどであった。
元より、鶴の湯は普段からとても立寄り入浴客が多く、落ち着いて入れるようなものではない、という情報は得ていた。
従って、立寄り客が引けた後に宿泊すれば、落ち着いて温泉が十分楽しめるということも知っていたし、また以前から鶴の湯には一度泊まってみたいとも思っていたのであった。
ゲートをくぐるとすぐその名も「本陣」という名の建物もあり、その他の宿泊棟や温泉小屋の建物も、萱葺き屋根に黒光りした木の壁など、時代がかっているのが何とも日本人としての郷愁を感じるのである。
その本陣という建物の奥まったところに鶴の湯事務所があり、部屋の紹介と食事、お風呂の案内等を伺って、先ずは早速風呂へと急いだ。
温泉浴場の案内を一応、聞いたが、浴槽の数が多く理解不十分であったので、今一度係員を呼んでじっくりと聞く始末であった。
何はともあれ、温泉、源泉目的でこんな山奥の宿へやって来たので、何時ものことながら全ての浴槽を体験、体感として全制覇することにした。
次回も「鶴の湯」
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