google.com, pub-6886053222946157, DIRECT, f08c47fec0942fa0 世界遺産・日光大紀行: 東北紀行(1)いわき湯本 「田舎墓参」

2012年3月5日月曜日

東北紀行(1)いわき湯本 「田舎墓参」

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 東北紀行(1)いわき湯本 「田舎墓参」  ,



さて、遅々として前置きが長くなったが・・、

在住が神奈川県厚木市であるため福島県の「いわき」へマイカーで向かうのには、東名高速、都心首都高速、そして常磐高速が一般的である。 ただし、東京都心が渋滞する場合は、最近(2010年)完成した大橋JCTから中央環状線を利用して三郷JCTへ迂回するルートもある。
今日は日曜日の早朝でもあり前者がよかろうと思い、無事渋滞も無く通過することができた。

6時過ぎに自宅を出発し途中、常磐道のS・Aでゆっくり朝食を摂りながら、我が故郷・いわき市湯本へ着いたのが午前11時前には着いてしまった。 
いわき湯本ICから10分もしないで本家(父親の出生地)に到着、仏前と主人へ挨拶、少々の談話を交わす。 その後、白鳥町の菩提寺・龍勝寺の墓地へ向かい、簡単な清掃と献花、焼香、拝礼を行った。

田舎の墓地、墓参 ,
年に最低一度と心得て、田舎の地への墓参であった。
我家の両親と兄弟が眠る墓、墓地は福島県いわき市白鳥町の寺院にある。 だが現在、我が家族は神奈川県周辺に在住していて、墓地と在住地は遠隔の地である。 従って、お墓の管理とお墓参りは疎遠になりやすいが、最低でも年に一度は参ろうと心に決めている。

ただ、有難いことに我が家の親類縁者(従兄)がお寺の近隣に在住しているので、お墓の管理などの面についてはチョッと甘やいでいるのだが。
しかし、何れも高齢の身になりつつあり、次世代になって遠隔地にある墓地はどうなるのか、些か思案するところでもある。 遠地にある墓苑、墓地は年月が経るに従って、無縁仏に成るようなことも最近では報じられていて、そのようなことは余りにも忍びないのである。

因みに、一般に死者は火葬され、墓に葬られ、子供や兄弟など親類縁者によって供養されるが、代を重ねるに連れ、墓の承継者の消滅などによって無縁化する場合が出てくる。
こうして埋葬者が無縁仏となった墓は大都市の霊園では約10%を超えるほどあるともいわれ、供養塔や無縁仏のみを集めた無縁墓地に合祀されたりする。
無縁仏は、「三界萬霊塔(さんかいばんれいとう)」という石塔に埋葬されているところもあるという。
たとえ数代は供養する子孫が続いたとしても、縁者が遠方に移転したり、代が途切れたりすればいずれ無縁仏と化す。 確率論的には子々孫々まで供養される可能性の方がはるかに低く、全ての墓はいずれ無縁化する運命をたどるともいわれる。
一部にはこうした考えを背景に墓など作らず、自然葬や海洋散骨などの方法で、直接遺骨を海、山などの大自然の循環の中に返させようとする人々もあるようだ。
これは都市部などに見られる墓地不足、墓園や宗教団体の商業主義に対する反感、宗教観の変化、核家族化、少子化による管理維持への不安なども背景にはあるのだろう。


次回、「最近の霊墓事情



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