google.com, pub-6886053222946157, DIRECT, f08c47fec0942fa0 世界遺産・日光大紀行: 東北紀行(2)いわき湯本 「最近の霊墓事情」

2012年3月7日水曜日

東北紀行(2)いわき湯本 「最近の霊墓事情」

.
 この記事は震災前の旅の記録です



 東北紀行(2)いわき湯本 「最近の霊墓事情」  ,




墓地、墓標といえば、しばしば寺院、霊園などの広告に永代供養を謳うものが多い。 
だが、「永代」という言葉の使用によっては誤解やトラブルが多いらしい。 
実際には10回忌、30回忌や50回忌までといった内規制限がある場合が多く注意が必要ともいわれる。 

又、霊園の倒産、寺院の廃寺などによりこの「永代」も保証される訳ではもちろんない。
元来が永代供養というのが、江戸時代に檀家の減少を補う目的で僧侶が発案した商業手法であり、本来は毎月の命日に小額ずつ受け取っていたお布施をまとめて集金する当時の新システムなのであった。

現在の永代供養もその名残であるが、商品である以上、言語表現の誤認防止や費用の表示の透明化など早急な法の整備が望まれているという。


尚、墓苑、墳墓、墓石は遺体や遺骨を埋葬する場所は「築く」といい、その位置や故人の名を刻んだ墓石や塔は「建てる」という。

これを建てた人という意味で建立者の名を刻む場合は、ほとんどが「建之」の字を当てられる。 
何れにしても、墓地は生前を明かす、故人となった記念の碑でもある。


日本では、墓前の法要や年中行事になっているお彼岸やお盆といった風習があり、周回の法要や時の春秋の中日を境に墓参して霊を祀ったり、「霊が先祖帰りして子孫と交流する」といった行事が古来から存在する。

特に、春分の日・秋分の日がそれぞれ国民の祝日となっているように、日本独自の仏教行事であり、「国民の休日に関する法律」には、「先祖を敬い、亡き人を偲ぶ日」とされ、本来一家揃ってお墓参りをすることが行事の一つとなっている。

この祭り事を現代人は国民の休日は忘れないが、これら行事についてはつい忘れがちか、故意に葬り去ってしまう傾向があるようだ、大事にしたいものである。


何れにしてもお墓参りをする機会があり、それを実行することは個人やご先祖を懐かしみ、亡き人の徳を追憶し、冥福を祈ることである。(追善供養) そして、合わせて「己の功徳を積む」ことにもなる。 
それは仏教界の教えばかりではない。
日本人として霊の証しとなる墓碑を持ち、定期的にその地へ訪れ、霊を祀る心だけは失いたくないのである。


次回、白鳥山・「龍勝寺


【小生の主な旅のリンク集】

《日本周遊紀行・投稿ブログ》
GoogleBlog(グーグル・ブログ)   FC2ブログ   C・掲示板   FC2 H・P   gooブログ   yahooブログ

《旅の紀行・記録集》
「旅行履歴」
日本周遊紀行「東日本編」   日本周遊紀行「西日本編」   日本周遊紀行 (こちらは別URLです)

【日本の世界遺産紀行】
北海道・知床   白神山地    紀伊山地の霊場と参詣道   安芸の宮島・厳島神社   石見銀山遺跡とその文化的景観

ハワイ旅行2007   九州旅行2008   沖縄旅行2008   北海道道北旅行   北海道旅行2005   南紀旅行2002
【山行記】

《山の紀行・記録集》
「山行履歴」   
「立山・剣岳(1971年)」   白馬連峰登頂記(2004・8月)   北ア・槍-穂高(1968年)   上高地・明神(2008年)   南ア・北岳(1969年)
八ヶ岳(1966年)   八ヶ岳越年登山(1969年)   谷川岳(1967年)   丹沢山(1969年)   西丹沢・大室山(1969年)   西丹沢・檜洞丸(1970年)   丹沢、山迷記(1970年)   奥秩父・金峰山(1972)   

《山のエッセイ》
「上高地雑感」   「上越国境・谷川岳」   「丹沢山塊」   「大菩薩峠」

《スキー履歴》
「スキー履歴」



.

0 件のコメント:

コメントを投稿

01. 15.

トラッキング