142、日光の世界遺産;二社一寺 「二荒山神社・神苑と日枝神社」
神苑の日枝神社
二荒山神社の末社としての日枝神社、
日枝神社(山王社、御祭神〉大山咋命)は、山の神様の大山咋命をお祀りしている。
社殿は平安初期に慈覚大師によって祀られたとされ、古い歴史をもつが、現在の本殿は明治後期に本社本殿の後方にあった後殿を移したもので、正保年間(1644~48)頃の建築とされている。
日枝神社は、東京の日枝神社が有名であるが、元々の本社は、比叡山山麓の日吉大社である。
古事記によると「大山咋神(おおやまずくいのかみ;日本の山岳地の総元締めの神)、亦の名を山末之大主神(ヤマスエノオオヌシノカミ)。
此の神は近淡海国の日枝の山に坐し」と記されていて、日枝の山とは後の比叡山のことである。
ここで日枝と比叡は同じことを字を変えて書いただけのことで、元々、比叡山はこの神の土地であり、そして比叡山に最澄により延暦寺が入ってからは、この地に天台宗が興こし、その守護神にもなっている。
同系の山王神社、山王社とはこの比叡山の王という意味でもある。
この関係から天台宗をベースにした山王神道・山王一実神道も興ってきて、日光に家康を山王一実神道で祭る東照宮を作った天海上人は、比叡山をまるごと上野の寛永寺(東叡山=東の比叡山)、そして、日光の輪王寺に勧請して江戸の守護、関東の守護としたのである。
次回、 「二荒山神社・神苑と大国殿」
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