126、日光の世界遺産;二社一寺 「日光東照宮・陽明門、平成の大修理」(Ⅱ)
世界遺産・日光東照宮の中で最大の見物である陽明門が現在、大修理の真っ最中で白い工事用のカバーが掛けられていて全容を見ることが出来ません。
だが、正面と背面に安置されていた一対の将軍像と狛犬が現在仮住いをしています。
その場所は昨日紹介した神輿舎の背面から続く西側廻廊に仲良く一列に並んで安置されています。
ところで、「家を建てるときは瓦3枚残す」という言葉があるように、建物は完成した瞬間から
崩壊が始まる。それなら1か所だけ仕様を違え、建物はまだ未完成であると見なし、
建物が長持ちするよう願った、という説があります。
将軍像と狛犬が陽明門に戻ってくるのは6年後の平成31年の予定でそれまでは西廻廊に仮住いです。
待ち遠しいですね。
平成の大修理 概要、
1.工事期間
平成25年6月1日から平成31年3月31日、6ヵ年度継続。
2.対象物件
本殿・石の間・拝殿、陽明門の2棟。
3.修理内容、方針
◎ 各棟とも昭和修理の経年修理から二度目となる、装飾廻りの根本的な更新修理。
◎工事は外部廻りの漆塗・彩色・錺金具の更新を主に、一部内部塗装の繕いのほか、屋根・足元・縁廻り等の消耗的箇所についても調査を行ない、必要があれば部分的な木部解体修理を併せて実施していく。
◎ 修理に当っては、作業が天候に左右されないように建物全面に覆屋(素屋根)を架設して、工事を実施していく。
◎ 工事に伴って各種の調査を進め、新たな知見を探るとともに、建物の歴史的な経緯と伝統技術の仕様・工法の詳細などを出来るだけ明らかにしていく。
なお、同『第一期第四次』事業は、平成31年4月1日から平成36年3月31日、6ヵ年度継続で、下神庫、東西透塀(未施工残箇所)、背面唐門、表門附簓子塀(表門東方延長)、神厩、渡廊(附指定)など、複数棟の修理を予定している。
修理作業工程
修理は、調査・記録・見取図作成から始め、その後、金具や古い塗装(漆・彩色)を除いて木地を調えます。漆塗りと箔押し、岩絵具による彩色を中心とした三十数工程の作業を経て、金具には鍍金を施し、社殿は輝きを取り戻します。
次回、日光東照宮のホットニュース
【小生の主な旅のリンク集】
《日本周遊紀行・投稿ブログ》
GoogleBlog(グーグル・ブログ) FC2ブログ seesaaブログ FC2 H・P gooブログ 忍者ブログ
《旅の紀行・記録集》
「旅行履歴」
日本周遊紀行「東日本編」 日本周遊紀行「西日本編」 日本周遊紀行 (こちらは別URLです) 日本温泉紀行
【日本の世界遺産紀行】 北海道・知床 白神山地 紀伊山地の霊場と参詣道 安芸の宮島・厳島神社 石見銀山遺跡とその文化的景観 奥州・平泉 大日光紀行と世界遺産の2社1寺群
東北紀行2010(内陸部) ハワイ旅行2007 沖縄旅行2008 東北紀行2010 北海道道北旅行 北海道旅行2005 南紀旅行2002 日光讃歌
【山行記】
《山の紀行・記録集》
「山行履歴」 「立山・剣岳(1971年)」 白馬連峰登頂記(2004・8月) 八ヶ岳(1966年) 南ア・北岳(1969年) 南ア・仙丈ヶ岳(1976年) 南アルプス・鳳凰三山 北ア・槍-穂高(1968年) 谷川岳(1967年) 尾瀬紀行(1973年) 日光の山々 大菩薩峠紀行(1970年) 丹沢山(1969年) 西丹沢・大室山(1969年) 八ヶ岳越年登山(1969年) 奥秩父・金峰山(1972年) 西丹沢・檜洞丸(1970年) 丹沢、山迷記(1970年) 上高地・明神(2008年)
《山のエッセイ》
「山旅の記」 「山の歌」 「上高地雑感」 「上越国境・谷川岳」 「丹沢山塊」 「大菩薩峠」 「日光の自然」
0 件のコメント:
コメントを投稿