google.com, pub-6886053222946157, DIRECT, f08c47fec0942fa0 世界遺産・日光大紀行: 東北紀行(71)泥湯 「泥湯温泉の概要」

2012年7月18日水曜日

東北紀行(71)泥湯 「泥湯温泉の概要」

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吉幾三:ふだん着の温泉   


 東北紀行(71)泥湯 「泥湯温泉の概要」  ,







泥湯温泉風景と奥山旅館の大露天風呂(ドロの手形がベタベタ)



泥湯温泉は、山峡に数軒の旅館が寄り集まった小さな温泉街である。 
温泉街といっても付近には遊び場も無く、静かに温泉だけを楽しむのに向いている。

奥山旅館は温泉街の中でも多分一番大きな規模の旅館であろう。 
男女別内湯、混浴内湯、別棟の男女別露天風呂、混浴露天風呂と多彩である。 


泥湯温泉は湯治向きの温泉らしく昔は湯治場、自炊の出来る湯治の宿も有ったらしいが、近年、専門の湯治客の減少により取り止めていたらしい。 
尚、冬場は大雪のための通行止めに伴って営業そのもが休業になって所謂、陸の孤島であったらしい。

しかし、平成の温泉ブームにのって泥湯温泉も見直され、平成のはじめ以降、道路の除雪を行って冬期通行も可能になっという 。
だが、冬期営業を始めたのは奥山旅館のみで、特に年末から年始にかけては「冬季限定湯治コース」というのがあり、3泊4日・6食付で10500円という格安サービスを行っているという。


泥湯温泉は、人が湯浴みを始めた頃、つまり湯治場としての歴史は室町時代中期よりとされ、560年ほどの経歴をもつといわれる。 
当初は安楽の泉という名称で、湯治客でにぎわっていたそうである。

その昔、湯に浸かるのを恥ずかしがる娘の為に天狗が湯を濁らせたという有名な「天狗伝説」も残っているという。

泥湯」とは実際に泥に浴いるわけではないが、一昔前には名前の由来の通り、そのまま温泉が泥水のような色の濁り湯なため、又は湯と一緒に湯泥が沸いてくるためと言われている。
湯の底に相当の泥だまりがあったらしく、実際は温泉の硫黄分の粒子が細かいため濁っているようにごぼごぼと泥が噴出していたらしい。
そんな秘湯ムードたっぷりな村なのである。


温泉地周辺に複数の自墳源泉が存在し、源泉によって泉質が単純硫黄泉、単純温泉、硫化塩泉等バラエティに富んでいる。
源泉温度は60~80℃、phは1.8~5.6の酸性となっている。


効能は高血圧症、動脈硬化症、末梢循環障害、リウマチ性疾患、慢性中毒症、糖尿病などに利くといい、単純硫黄泉は飲用にも効果があって糖尿病、慢性中毒症、リウマチ性疾患、通風などに利くといわれる。


次は、山形県・「銀山温泉」へ





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