東北紀行(35)花巻 「宮沢賢治記念館」 、
宮沢賢治記念館の入口
宮沢賢治記念館の洒落た玄関
花巻へ到った。 ICは花巻空港である。
先ず、最初の訪問先である「宮沢賢治記念館」に向かった。
賑やかな国道4号線から283号線へ回って、10分ほどで到着した。
花巻平野の中の丘陵地の高台、緑豊かな林の中に、モダンな記念館の建物があった。
展示室には宮沢賢治ならではの広範囲、多岐にわたって展示されている。
文学者、作家としての作品の他、自然科学、農村環境、音楽芸術など、特に、文学作品としての作品や出版物、蔵書の多さにびっくりする。 詩集、童話集、生前に雑誌や新聞に投稿・寄稿した作品があり、これらの大多数の作品は、死の直後から主に「草野心平」(親交のあった友人、先輩)の尽力により多数の作品が刊行されたという。
尚、展示室の外部テラスからのどかな風景が望まれて、中央に北上川の清流が一服の絵のようであった。
記念館より望める北上川と町並み
展示品は画家としての作品、東北の鉱山技師時代(石灰石工場)の掘り出した鉱石の標本、地質図、又、音楽にも才能があったらしく愛用した「チェロとバイオリン」、農学校(花巻農学校)で経験した農事に関するもの、宗教(法華経)に関するもの等、多岐多彩にわたっている。
賢治が音楽に興味を持ったとされる「バイオリン」
宮沢賢治の作品、記念品を展示する記念館の主唱者も、「宮沢賢治の深慮、思想と、詩や童話、教育や農業の事など、彼への理解は計り知れなく容易ではない」としている。
又、草野心平のいう賢治に関して『 最後に一言ドナラしてもらえるならば、日本の原始から未来への一つの貫かれた詩史線上の一つに、類まれなる大光芒が「宮沢賢治」であることはもう断じて誰の異義をもはさめない、一つのガンとした現実である。 』と評している。
次回、宮沢賢治を世におくった、小生の大先輩でもある「草野心平」の紹介。
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