google.com, pub-6886053222946157, DIRECT, f08c47fec0942fa0 世界遺産・日光大紀行: 東北紀行(17)二本松 「安達太良高原」

2012年3月22日木曜日

東北紀行(17)二本松 「安達太良高原」

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 東北紀行(17)二本松 「安達太良高原」  ,



写真:コスモス畑と「あだたらエクスプレス」




時刻は未だ14時を少々回ったところなので、この後、予定どおりお目当ての安達太良高原へ紅葉を愛でに参ることになる。
フロントに詳しい紅葉情報を伺いながら、案内図と割引券を戴く。旅館街上部から安達太良山系のロープウェイを目指して、山中のジグザグの道を暫く上ってゆくと、高原エリアに達した。 
既に、大勢の紅葉探勝や登山客の人々で賑わっている。
時間的に帰路につく人も多く、次第に空きスペースも出来て車は最も近い場所に駐車できた。

ここはあだたら高原スキー場の基部にあたり、「あだたらエクスプレス」というゴンドラの乗り場で、我々を凡そ10分で山腹(ゲレンデ最上部)まで込んでくれる。
乗り場周辺にはコスモスが今も咲いていて、やや花数が少なくなりつつあるようだが太陽に照らされて白、ピンク、黄色などの花を咲かせている。 色付き初めた山裾や花に埋もれた人物と共に、撮影には絶好のポイントでもあろう。

午後の時間帯もとっくに過ぎて、時間的には上り客はメッキリ少なくなっている。 そのため、ゴンドラ1函につき6人乗りであるが二人だけの悠々空中散歩となった。
終点の周辺は、やはりスキー場主体に造られたようで、ゴンドラ・レストハウス以外には造作物などは無く、些か殺風景な感じは否めない。 

尤も、安達太良山系は磐梯朝日国立公園(1950年9月5日指定)の一角をなして、公園自然の中に基準を超える工作物の建築、地形の変更や動植物、土石の採取などに対して厳重な管理がされているせいかもしれない。
大部分の人々は紅葉鑑賞の観光客であるが、この地はトレッキングコースも整備されていて、緩やかな山容の安達太良山へのトレッカー、ハイカーも数多く見受けられる。


ゴンドラの終点駅から安達太良山山頂までは1時間30分で行けるらしい。 
今回は山登りが目的ではないが、暫く、登山ルートを歩いてみた。 
ほとんど部分に木道が敷かれている山道は、低木の五葉ツツジやドウダンツツジの樹木に蔽われている。 
安達太良山系の頂部が少々見渡せるが、それ以外の周囲の様相、展望はまったく利かない。 
10数分歩いた後、下山者に周辺の様子を聞いたところ、30分以上行かないと状態は変わらないという。 
そこまで行くと「仙女平」というところがあり、そこではじめて安達太良連山の展望が開けるという。 

尚、安達太良連峰は, 「和尚山・安達太良山・船明神山・鉄山・箕輪山・鬼面山」が連なる山で、その中でも代表的な安達太良山は標高1699メートル、奥岳登山道よりゴンドラを利用すれば往復でも3時間ほどで登れてしまうらしい。
より近くで紅葉の山容が眺められることを期待したが、仕方なしに戻ることにした。

ゴンドラ山頂駅のすぐ上に薬師岳展望台があり、「薬師岳パノラマパーク」と称している。
パノラマパークといっても天然のテラスで、岩場のところに名前の通りのお薬師さんの祠が奉ってあり、すぐ横の鐘突台があって子供たちが嬉々として鐘を突いている
そこから彩り鮮やかな紅葉風景が山腹から山頂へ雄大に広がっていた。

次回、「高村光太郎と智恵子




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