162、日光の世界遺産;二社一寺 「二荒山神社・瀧尾神社の北野神社」
杉の古木が茂る千年の道
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菅原道真を祀る北野神社、寛文元年(1661)筑紫安楽寺の大鳥居信幽が勧請、天満宮の梅鉢紋が見られる。
昔、滝尾神社の女神 田心姫命がお手を掛けた事から名付けられた。 北野神社詣後、この石に手を掛け祈願すると、地が上達すると言う信仰がある。
神馬の碑; 慶長五年(1600)の関が原の戦いの折り、家康が乗った名馬の碑
なお先に、「神馬の碑」というのが木立の中に碑石があり、家康が関ヶ原の合戦に乗ったとされる名馬で、東照宮の背後であるこの地に埋葬してあるといわれる。
「手掛石」というのがあり、滝尾参道の途中、右手にある巨岩で、北野神社に詣でた後、この石を欠いて持ち帰り、神棚に供えると字が上達するという信仰があるという。
その「北野神社」は、二荒山神社末社として滝尾開山堂隣りに鎮座している。
御存知、学問の神・菅原道真を祀る神社で、手掛石とセットでお参りすると、学問向上と字の上達が叶えられると言う。
寛文元年(1661年)に、太宰府天満宮より分霊を移し祀られたと伝えられ、筑紫安楽寺(菅原道真が大宰府で死去後、葬られた寺院、現在の太宰府天満宮)の大鳥居信幽という住職が、遥々、日光参詣の際に勧請したという神社である。
鳥居や鳥居の奥に石造の社殿(石祠風社殿)があり、背後には梅鉢の紋(梅の花をあしらった紋、道真を祀る太宰府天満宮・湯島天神など各地にある天満宮=天神さんの神紋は梅=梅鉢がほとんどである)を彫った巨石があって、祀られた当初から対象信仰とされていた。
江戸前期から後期にかけて現状のような石造群が形成されたもので、日光における天神信仰の初見であり、貴重な石造群であるとされる。
次回、「二荒山神社・本宮神社」
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