東北紀行(93)蔵王 「蔵王エコーライン」 ,

蔵王エコーラインの紅葉風景
坊平から先はかなりジグザグの急な上りである。
深い森林帯から低木林になり、やがてほぼ草原または高山性の潅木帯、山岳地へと変化してゆく。
今日は風も無く、空には白い秋らしい雲がところどころに浮かぶ程度の絶好の行楽日和である。
“霧のお釜“とも称される蔵王名物の噴火口も、スッキリと見渡せるようで期待が高まる。
見通しの良くなった山岳ハイウェイをしばらく進むうちに、蔵王の最高所であろう連峰群が見通せるようになってきた。
一時して、広い駐車場と建物があり、そこから頂上へ延びるリフトが敷かれている。
ここでチョット思案ししたが、詳細地図を見るとこの先、刈田岳頂上付近まで連なる「蔵王ハイライン」なるものが付いているので車を進めてみた。
山頂ラインはどうやら有料道路のようで往復520円としてあった。
一旦戻って、付近を結ったり見物しながら上れるリフトに乗ることにした。

お釜へ向けた「リフト」、”これより山形県・・?”

お釜周辺の概略図
駐車中の車は数台、紅葉シーズンにしては観光客のこちらへの人出は少ない。
聞くところ、蔵王のエコーラインやお釜見物へくるお客さんは山形側より、どちらかといえば宮城、仙台本面からの人手が多いといわれる。
尤もで、大都市の仙台や福島を控え、至近には東北道という主要幹線が南北に貫いているのである。
更に、宮城蔵王側にはスキー場や道中各地に特色ある温泉もあり、景勝地としての見所も多そうである。
リフトはスキーの際の乗降ですっかり慣れ親しんでいるが、係員の懇切丁寧な扱いにはやや苦笑ものであったが、ともかく素直に従う。
通称、「お釜リフト」とも言われているらしい。
リフトは殆ど地上擦れ擦れををゆっくりゆっくり進む。 途中、“これより山形県“という表示板が立っていた。
”これは異なこと・・? ”
元より、お釜が宮城県側に存在していることは既に知っていた。
そして当然のこと、この辺りは既に宮城県か、或はリフトが進むに従って隣県である宮城へ移行するものと思っていたが、意外であった。
その後、国土地理院の詳細図を確かめたところ、この付近の山形県の県境が東へ鋭角に突き出ている地点になっている。
リフトの乗り場は宮城県側になっていて、中間地点でこの鋭角部分の内側、つまり山形県側へ一端入り込むようにり、そして終点の150mくらい先で再び宮城県側に入り込むようになっているのである。
次回、蔵王の「お釜」
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